NOTEノート
新築で後悔しない!最初に決めるべき収納の4ポイント
新築は「一から理想を形にできる」最高のタイミングです。
なのに、住み始めてからいちばん後悔が出やすいのは、間取りそのものよりも「収納」だとよく言われます。
実際、後悔ポイントの上位に収納が入り、暮らしの満足度を左右します。
だからこそ設計の初期段階から“しまい方”まで決めておくことが重要です。
今日はSMARTWORKSだからこその視点から、「新築で後悔しないために最初に決めるべき収納の4ポイント」を、どなたにもわかる言葉でお伝えします。
ポイント① 理想だけでなく“現状”を可視化する
家づくりでは「どんな暮らしをしたいか」は語りやすい一方で、「今の暮らしのプラス/マイナス」は見落としがちです。
まずは紙1枚でOK。
「気に入っているところ・その理由」
「ストレスに感じているところ・その理由」
「片づけがうまくいっている場所・いない場所」を書き出します。

ここで大切なのは、マイナスだけでなく“プラス”も拾うこと。
今うまく回っている仕組みを新居に引き継げないと、今プラスと感じていることが失われ、強いストレスを感じてしまいます。
可視化は、後悔を防ぐための最初の一手です。
さらに、住まいづくりは選択の連続です。
見た目か機能か、家族の誰の希望を優先するか――判断軸がないと迷子になりますよね。
書き出しシートは“家族の優先順位”を合わせる心強い道具となります。
SMARTWORKSではヒアリングで価値観やこだわりを丁寧に言語化し、収納計画のブレを減らします。
ポイント② “動線×ゾーニング”で散らからない設計にする
散らかりやすさは、性格の問題ではなく“動線設計”の問題であることが多いです。
日々の足どりを短く
重ねず
行動とセットで収める
この3点を新築段階で決めると、家はぐっと片づきやすくなります。

例えば「ランドセルがリビングに出しっぱなし」問題。
動線上に一時置き→宿題→片づけまで完結できる“リビング近接のランドセル基地”を最初から設けられれば、ストレスのない仕組みになります。
動線設計のコツは、家全体のゾーニング(どこに何の役割を持たせるか)→部屋の棚割り(どの段に何を置くか)→収納内部の配置(引き出し内の区分)という三層で決めること。
ここを先に決めておくと、同じ“収納量”でも散らからなさが桁違いになります。
SMARTWORKSでは「行動とセットの収納」「帰宅動線・家事動線に沿った配置」を平面図と一緒に提案させていただいています。
動線の足跡が短くシンプルになるまで、配置を微調整します。
もうひとつのコツは、「今よく置いてしまう場所は“収納の必要サイン”」と捉えること。
ダイニングの書類の山、ソファの服、玄関の小物――“置かれる理由(動きやすさ)”があるからこそその場所にものが溜まります。
ならばその場で完結できる最小収納を設ける。これが“散らかるを設計で消す”発想です。
ポイント③ 持ち物・片づけ方のタイプに合わせる
③は“人とモノに合わせる”こと。
収納は多ければよいのではなく、所有物の量・サイズ・増減の癖に合っているかが見るべきポイント。
新築計画の前に、現住まいの持ち物リストをざっくりでいいので作ってみてください。
家族の趣味や働き方、子どもの成長で増えるカテゴリーを先読みして、必要量と置き場を算出します。
SMARTWORKSは「所有物の適切な収納量」と「サイズの適合」をセットで収納設計に落とし込み、無駄スペースやすぐに収納があふれてしまう、ということを事前に回避していきます。

同時に“片づけ方のタイプ”も反映させていきます。
きっちり仕切るのが得意な人、ざっくり投げ込みの方が続く人
文字で探す人、色や形で見て探す人
一度着た服を戻せない人には“一時掛け”の定位置を
ラベル管理が合う人・中身が見える箱が合う人
ここを間取りとセットで決めると、家族全員が「自分でも片づけられる家」になります。
ポイント④ 10年後も使える設計にする
④は“10年後もリバウンドしない設計”。
鍵は「指定席」と「仕組み化」です。
すべての物に“住所”を与え、住所の伝え方(ラベリングや見える化)まで決めておく。
子どもの成長やライフイベントで物量が変わる場所は、棚板の可動、ポールの追加、下地位置、電源計画まで先回りしておきます。

(実践例)
・「ダイニングで勉強」派:ダイニング近くにデスクを設計。鉛筆削り用の電源も計画。
・「洗濯はまとめて干す」派:洗濯導線上に“仮置き~干す~しまう”が一直線になる収納を。ハンガーポールの高さや量を入居前に決める。
・「在庫を持つ家庭」:パントリーは“見える/回せる”が命。カテゴリーごとに列を固定し、賞味期限が自然に前へ来る箱管理を選択。
(よくある落とし穴)
・“とりあえず大きい収納をたくさん”は、使いづらさとデッドスペースの温床に。場所・形状・中の仕切りまで「何を・誰が・いつ使うか」で決める。
・“引越してから考える”は高リスク。設計段階で「どこに何をしまうか」を決めておくと、荷造りも最短で済みます。
―――
ここまでの4ポイントを、SMARTWORKSの新築収納プランでは“設計の流れ”に組み込んで並走します。
初回コンサルで価値観と現状を可視化(①)
平面図・展開図の段階で動線とゾーニングを決定(②)
所有物とタイプに合わせた容量・サイズ・仕様を設計側へ反映(③)
棚板高・ポール・電源・下地・ラベリング方針まで詰めて、引越し前の荷造り指示と入居後のセッティングまで一気通貫でサポート(④)。「片づけは目的ではなく手段」という前提で、“暮らしが回り続ける家”をつくります。
まとめ 今日からできる小さな一歩
新築で後悔しない収納は、豪華な設備より「考え方の設計」で決まります。
1)現状のプラス/マイナスを書き出す(家族の優先順位を合わせる)
2)動線とゾーニングを先に決める(置きがちな場所は“収納の必要サイン”)
3)所有物と片づけ方のタイプに合わせる(量・サイズ・ラベル・見える化)
4)10年後も変化に強い仕組みにする(可動・増設・下地・電源まで先回り)
もし「何から手をつければ…」と感じたら、設計が固まる前にご相談ください。
SMARTWORKSの新築収納プランなら、
・初回コンサルで“価値観と言葉にならない困りごと”を整理
・平面図~展開図の段階で“動線×ゾーニング×容量”を具体化
・竣工前の最終確認、引越し前の荷造り指示、入居後の収納セッティングまで伴走
という流れで、図面と暮らしをつなぐ“収納の設計図”を一緒に作ります。
理想の新居が、毎日の「楽」と「ご機嫌」に直結するようにご提案させていただきます。
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新築の後悔は、完成してからでは直せません。
今日の4ポイントを“最初に決めること”にして、一緒に後悔ゼロの住まいを叶えましょう!